グラン マルニエ杯コンクール

Trophée Grand Marnier

このコンクールは社団法人日本洋菓子協会連合会と、洋菓子素材として定番のフランス伝統の名酒“グラン マルニエ”輸入代理店のドーバー洋酒貿易株式会社・CAMPARI JAPAN株式会社が実施するもので、〈グラン マルニエ コルドンルージュ〉または〈グラン マルニエ エキストラクト〉を使用した作品の味覚、バランス、独創性の審査をするというものです。

優勝者にはフランス研修旅行にご招待し、グラン マルニエ社のシャトー・工場見学やパリに訪れ、フランスの文化そのものに触れる機会が与えられます。本コンクールは、洋菓子業界の将来を担う若手製菓技術者の技術の研鑽と向上、新たな活躍の機会を創出し、洋菓子業界の永続的発展に寄与することを目的としています。

一般社団法人
日本洋菓子協会連合会 主催 第5回グラン マルニエ杯コンクール
決勝大会

2025年7月9日、ドーバー洋酒貿易アネックスにて第5回グラン マルニエ杯コンクール決勝大会が開催されました。多くの応募者の中から書類審査を経て決勝大会に進んだのは(五十音順)、入口 聖菜さん(トシ・ヨロイヅカ)、大園 大地さん(エーグルドゥース)、岡本 昌樹さん(おかしやpage)、中嶋 大樹さん(ホテルインディゴ犬山)、佐藤 和樹さん(札幌シャトレーゼ ガトーキングダム)の5名です。

アントルメと焼き菓子を3時間という制限内で作り、美味しさ、洋酒と素材のバランス、表現力に合わせ、作業に対する評価もあり、総合得点で順位を決定します。
厳正なる審査にあたってくださったのは、朝田晋平・審査委員長をはじめ、山本光二・審査副委員長、石井亮・審査委員、山本健・審査委員、フレデリック マドレーヌ・審査委員の5名です。実技審査では、緊張感漂う中でも選手同士コミュニケーションを取って協力する場面もありました。
すべての選手が無事に全行程を終え、迎えた表彰式において朝田審査委員長からは「グラン マルニエの歴史を学び、それを活かしたお菓子作りができていました。 若手パティシエにとって、このような味覚に特化したコンクールに挑戦することは非常に意義のあることであり、この経験を糧に今後も様々なことにチャレンジして欲しいです。」と講評がありました。
弊社社長からは「大会が無事に終了し、まだ5回目ではあるものの、今後さらに歴史を重ねて価値のある大会に育てていきたいと感じています。業界の発展に貢献できるよう、協会のご指導を受けながら私たちも全力で取り組んでまいります。」と挨拶がありました。

激戦の末、大園 大地さん(エーグルドゥース)が見事優勝を果たしました。 表彰式では、弊社会長より賞状とフランス招待の目録が贈呈されました。「快くコンクールに挑戦させてくれた寺井シェフに感謝申し上げます。 そして、たくさんの後輩にも支えられて臨むことができました。 挑戦しがいのある楽しいコンクールでした。」と語る大園さん。
また、「コンクールをやるにあたって、優勝以外は考えていない」との言葉通り、自信に満ちた姿勢と緻密な構成で見事優勝を勝ち取りました。今後は味覚と技術のさらなる高みを目指し、次の挑戦へと歩みを進めます。

過去の優勝作品