グラン マルニエ杯コンクール
Trophée Grand Marnier
このコンクールは社団法人日本洋菓子協会連合会と、洋菓子素材として定番のフランス伝統の名酒“グラン マルニエ”輸入代理店のドーバー洋酒貿易株式会社・CAMPARI JAPAN株式会社が実施するもので、〈グラン マルニエ コルドンルージュ〉または〈グラン マルニエ エキストラクト〉を使用した作品の味覚、バランス、独創性の審査をするというものです。優勝者にはフランス研修旅行にご招待し、グラン マルニエ社のシャトー・工場見学やパリに訪れ、フランスの文化そのものに触れる機会が与えられます。本コンクールは、洋菓子業界の将来を担う若手製菓技術者の技術の研鑽と向上、新たな活躍の機会を創出し、洋菓子業界の永続的発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人
日本洋菓子協会連合会 主催
第4回グラン マルニエ杯コンクール
決勝大会
2024年7月3日、ドーバー洋酒貿易アネックスにて第4回グラン マルニエ杯コンクール決勝大会が開催されました。多くの応募者の中から書類審査を経て決勝大会に進んだのは(五十音順)、井門 泉さん(アンヴデッド)、伊藤 祐美さん(菓子工房オークウッド)、尾本 李穂さん(菓子工房オークウッド)、木野目 誠さん(フレデリック・カッセル)、蓑毛 周平さん(パティスリーアンオー)の5名です。アントルメと焼き菓子を3時間という制限内で作り、美味しさ、洋酒と素材のバランス、表現力に合わせ、作業に対する評価もあり、総合得点で順位を決定します。
厳正なる審査にあたって頂いたのは、永井紀之・審査委員長をはじめ、木村成克・審査副委員長、益田一亜輝・審査委員、石井英美・審査委員、中山和大・審査委員の5名です。実技審査では、緊張感漂う中でも審査員から声を掛けられて笑顔を見せる選手もいました。
すべての選手が無事に全行程終え、迎えた表彰式において永井審査委員長からは「お酒の大会だからこそお酒に親しみを持って臨んで欲しいと思います。グラン マルニエという歴史ある名酒を活かしたお菓子作りを今後も期待しています。」との言葉を頂きました。弊社社長からは「若手の職人が挑戦できる大会として、引き続き洋菓子業界の発展と技術の向上に貢献できるよう歩みを続けて参ります。」と挨拶がありました。
激戦の末、蓑毛 周平さん(パティスリーアンオー)が見事優勝を果たしました。弊社社長より賞状とフランス招待の目録が贈呈されました。「たくさんの人の協力あっての結果ですので、支えてくれたみなさんに感謝を伝えたいです。将来、独立した際に手本となるような仕事を続けていきたいと思います。」と語る蓑毛さん。
今回、唯一遠方からの参戦となりましたが、周りのサポートもあって当日に至るまで円滑に大会に臨めたとの事。入念な準備と研究がグラン マルニエの特徴を活かした菓子構成、作業の美しさ等で高い評価を得ることに繋がり、見事優勝という結果となりました。