ルクサルド・グラン・プレミオ

LUXARDO GRAN PREMIO

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このコンクールは社団法人日本洋菓子協会連合会と、“マラスキーノ”で有名なイタリアのリキュールメーカー ルクサルド社、日本輸入元のドーバー洋酒貿易株式会社が実施するもので、ルクサルド社製品を使用した作品を出品していただき、味覚、プレゼンテーション(芸術性)の審査をし、 その優勝者を明年1月上旬イタリア・リミニ市(RIMINI)で開催される シージェップ SIGEP (SALONE INTERNAZIONALE DELLA GELATERIA, PASTICCERIA E PANIFICAZIONE ARTIGIANALI 国際冷菓製菓展示会)にご招待するというものです。

優勝者にはイタリア招待の他に、ゴールドメダルの授与と作品を披露する機会が与えられます(ただし、SIGEP会場で自由なデモンストレーションを行うか否かは本人の自由意志によります) 。これによって、 日本の若い製菓技術者にイタリアの文化とその芸術性に触れていただき、イタリアの洋菓子界との友好と親善を深めて、両国の洋菓子業界の発展に寄与していただこうというものです。 また、将来の優勝者も含め多くのパティシエのご希望により、優勝者帰国後にドーバーの東京、大阪の講習会場にて、日本洋菓子協会連合会の主催による「優勝作品発表会」を開催します。優勝作品のご披露と共にご苦労談や訪伊のご感想を頂くなど、自由でオープンな交流の場になれば幸いです。

一般社団法人
日本洋菓子協会連合会 主催 第30回 ルクサルド・グラン・プレミオ
決勝大会

2023年9月6日、ドーバー洋酒貿易アネックスにおいて第30回ルクサルド・グラン・プレミオ決勝大会が開催されました。多くの応募者の中から書類審査を経て決勝大会に進んだのは(五十音順)、亀谷 朱音さん(マテリエル)、川端 慎也さん(エコール・クリオロ)、児嶋 大地さん(コンラッド大阪)、田邊 宏幸さん(洋菓子マウンテン)、露久保 学さん(ラ・パティスリー・ベルジュ)の5名となりました。


今回のテーマは「イタリアンオペラ」。ルクサルド社のマラスキーノとオレンジドライを使った2種類のプティガトーとピエスモンテを4時間という制限内で作り、美味しさ、洋酒と素材のバランス、表現力に合わせ、作業に対する評価もあり、総合得点で順位を決定します。 厳正なる審査にあたって頂いたのは、永井紀之・審査委員長をはじめ、山本光二・審査委員、神田広達・審査委員、安里哲也・審査委員、徳永純司・審査委員の五名です。永井審査委員長からは「難しい素材もあったかと思いますが、予選からお菓子のレベルが高い大会でした。」との言葉を頂きました。
今回は第30回という節目の大会となり、ルクサルド社からマテオ・ルクサルド氏が来日され「優勝された方、おめでとうございます。イタリアでお待ちしております。」とのコメントをいただきました。弊社会長からは「30年続けてくることができたこと、関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。日伊親善のこの大会をこの先も続けて参ります。」と挨拶がありました。

激戦の末、亀谷 朱音さん(マテリエル)が見事優勝を勝ち取られました。表彰式では賞状とイタリア招待の目録が手渡されました。

「練習通りにいかないところもあったが、このような結果をいただけて率直に嬉しいです。今後も自分の道を進んでいきたいです。」と語る亀谷さん。 ご両親、シェフ、職場の方々の支えがあって完成した作品との事。大会に向けた情熱が、見事実を結び、優勝という結果となりました。この後には、イタリアをはじめヨーロッパのパティシエが注目するSIGEP(国際冷菓製菓展示会)での実演、ルクサルド社からの金メダル授与、イタリア業界紙からの取材など、イタリアでの名誉あるイベントの数々が待っています。

過去の優勝作品